インプラント治療費
インプラント費用 15万円/本に下げました
ある日の会話
- 私:
- 「おっす、久しぶり~、元気ぃ?」
- A君:
- 「とりあえず生きてるよ。そっちは?」
- 私:
- 「あんがと。ビンボウ暇なし、休まず皆勤。ところでさあ、おまえんとこさ、インプラントいくらでやってんの?」
- A君:
- 「補綴(被せ物)なしで35万。補綴はさあ、メタボン(いわゆるセラミックの白い歯)でやってもらうからさ、45+消費税、になるよね。」
- 私:
- 「へー、たっけえなあ。おまえさあ、ようそんなカネ患者からとれるなぁ・・・」
- A君:
- 「だけどさー、50万以上取るとこだってあるよ。まあそんなとこは、オペ室あって、滅菌ルームで、使う器具は全て滅菌して、アピールしてるけどな。しかもさあ、宣伝ビシバシやってるよな、何百万かけてさ。 で、おまえんとこはいくらでやってんの?」
- 私:
- 「25万。パラクラウン(いわゆる銀歯)なら補綴込み。で、ポーセレン(セラミックの白い歯)なら別途もらってる」
- A君:
- 「安いじゃん。だけどさあ、インプラントやってパラで補綴すんのかよ?インプラントやるような患者はさあ、ポーセレンでやらせても大丈夫だよ。文句言わねえよ」
- 私:
- 「うん、もちろん前歯部から5番あたりの審美的要求があるとこはポーセレンでやってもらってるけど、臼歯はほとんどパラかゴールドだよ。」
- A君:
- 「ゴールドはいくら?」
- 私:
- 「5万」
- A君:
- 「なんでそんなに安いの??」
- 私:
- 「まあ、審美的欲求のないとこはさあ、俺はパラで十分だと思ってんだ。むしろ、焼付けよりもいいよ。歯頚部、薄くできるだろぉ?でさあ、焼付けじゃなければ割れることねえじゃねえ?だけどさあ、おんなじメタルなら、やっぱ20金が一番いいからさあ、患者にやってもらいやすい治療費にしてるんだよ。」
- A君:
- 「ふ~ん。ゴールドのクラウンなら、あと2~3万は高くてもいいと思うけどなぁ・・・。」
- 私:
- 「うんうん、そうかもしらんな・・・・・。ところでさあ、今日電話したのはさ、インプラント、もっと安くしようと思ってるんだけどさー。」
- A君:
- 「ええっ??? どしてよ? おまえんとこ、十分安いじゃん」
- 私:
- 「おまえさあ、インプラント、どう思う?」
- A君:
- 「どうってぇ?」
- 私:
- 「おまえの評価だよ、インプラントに対するさ」
- A君:
- 「そりゃあ、いいでしょ、と~ぜん。患者にとってはかなりの朗報だと思うよ。だからさあ、何十万でも患者はやるんじゃん?」
- 私:
- 「うん、そうだよな?それは分かる。だけどさあ、それって患者の足元みてることにならないか?すっごいことには違いないけど、だから治療費ふっかけてる、って気がしてならねえんだよなあ。本当にいいものであって、しかも患者にやって欲しいなあって思ってんなら、(患者さんが)やりやすい治療費に設定すべきだと思うんだよ。確かにさあ、俺も今までは “いいものだから、価値あるものだから、高くていいんだ” って思ってたけどな。インプラントの価値を認めない患者はさ、それはそれでいいんだけどさあ。 “認めるけれど、そしてしたいんだけど、治療費が高すぎる”って思ってる患者はたくさんいると思うんだよな」
- A君:
- 「だけど、みんな(歯医者は)そうじゃん。取れるときに取れるとこからカネ取ろうって考えるのは当たり前だろがぁ?」
- 私:
- 「あのさあ、いいものだからみんなにやってもらいたい、って考えねえか?(治療費という)ハードルを低くしてさあ。俺がさあ、患者として歯医者に行ってさ、“インプラント、ん十万ですが・・・?”って聞かれたときに、やるかなあ? って考えるとさあ、やらないって思うんだよな。いいか、歯科医の俺がそう思うんだぜぇ?一本の歯にさあ、ん十万は、どう考えてもボッタクリとしか思えねえんだよ」
- A君:
- 「まあな」
- 私:
- 「患者はさ、どれくらいの材料費がかかってるか知らないから、“すっごい技術なんだよ” とか、“これでもか、ってほどの衛生面でのアピール” とかさ、あるいは “ごっつい程の建物の構え” で、いくらでもだませるんだよな。実際さあ、すごい技術だとは思うぜ。だけど、それを可能にしたのは俺らじゃねえじゃねえ? 基礎・臨床を含め、研究者であり、メーカーだぜ? 俺らはさあ、決められたことを決められたとおりにやってるだけじゃん。衛生面にしてもさあ、抜歯する時とかエンドする時とか、クリーンルーム使うかよ?おんなじ外科処置なのにさあ。」
- A君:
- 「まあ 当たらずとも遠からず。」
- 私:
- 「ちがうだろ。マトのド真ん中突いてる発言でしょうがぁ?」
- A君:
- 「だけどさあ、おまえ、もしか問題が起こったらどーすんの?オレんとこもさあ、さすがにクリーンルームは無いけど、CTのある病院に行ってもらってCT撮ってからやってるよ。何か問題あったときに言い訳できないからなぁ。」
- 私:
- 「じゃあ聞くけどさあ、8番(親知らず)抜くときにCT撮ってる?そんなんやらんわなあ?」
- A君:
- 「そりゃそうだ」
- 私:
- 「ところで、おまえんとこで使ってるインプラント体(患者さんの口の中に入れるネジそのもの)、 一体いくらよ?」
- A君:
- 「5万はしないよな。」
- 私:
- 「だろ?だからさ、材料費・治療器具・人件費・光熱費・原価償却費・税金、そんなん合わせても、15万くらいもらえば、できないことないよな?」
- A君:
- 「ええっ!おまえ、15万でやんのかよ?あんまり安いと疑われるぞぉ」
- 私:
- 「まあ、疑うやつは必ずいるさ。それはなんでもそうだよ。分かるやつは分かるし、分からんやつは分からん。」
- A君:
- 「まあ、おまえがいくらでやろうと俺には関係ないけど。俺は相場が安くなるまで現状維持でいくよ。儲かるのに、みすみす安くするこたあないからな。」
今年初め、私は母を亡くしました。
不肖の息子が心配で死のうと思っても死に切れなかったのでしょうか、87歳まで頑張ってくれました。高校を卒業してから数々の仕事を転々としてきた末に、35歳になって歯学部に入学した私が歯科医になった時には母はもう79歳でした。歯科医になる前にはまったく縁の無い話であったインプラントでしたが、いずれは自分の手で母にやってあげたいという思いから診療にとりあげるようになりました。以来24歳~78歳の100人余りの方に治療させていただきました。
しかしついに母にインプラントは出来ずじまいでした。高齢であることよりも骨粗鬆症であったことが最大のネックとなったのです。火葬場で灰になった母の、あごに限らず全身の骨が巣抜け状態であったのを目の当たりにし、想像以上に進んでいた骨粗鬆症という現実から目をそむけることができませんでした。歯科医になるのがあまりに遅すぎました。40代ですでに入れ歯のお世話になっていた母にインプラントを経験させてあげられなかった悔しさは亡くなった後のほうがむしろ強く感じるものです。
さて、冒頭に掲げましたのは歯科医同士の電話でのごくごくウチワの話ですから、こんなものをホームページに載せるのもどうかなぁ、とは思ったのですが、人間である限り建前だけで生きているわけではありませんから、どの業界でもそうですが、裏ではそれなりにドロドロした話もします。
これまでも、市場の趨勢にかんがみて比較的安いと思われる治療費の設定をしておりましたが、 より多くの方々にインプラントを経験していただきたいと思い、治療費のさらなる減額に踏み切りました。
以下の治療費設定に関しては、インターネット上で数十件の歯科医院の治療費を検討した結果、 最も安い歯科医院での [16万円/本~30万円/本(被せ物は除く)] を下回るようにしました。
現行のインプラント治療費

新しいインプラント治療費
被せ物に関しては、金属ならば使っていて割れてしまうことはありませんが、セラミック の場合には噛んだ衝撃で割れることが考えられます。その場合には、保証 しております(無料にてやりかえます)。
昔は高かったものが、技術革新を経てより優れたものとなってゆく、そして需要の拡大とともに値段は安くなってゆくのが市場経済の原則です。インプラントもそろそろそんな時代にさしかかっているかもしれません。
治療後の写真、被せ物を作ったあとの模型 など、客観的な情報となるものは差し上げます。 また被せ物の製作は一流の技工士にしかやらせていませんので、満足していただけると自負しております。 万が一にもご不満な場合には治療費はいただきません。
保険外治療における治療費というのは満足料ですから、これは当然です。
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