一回法インプラントについて : メディア紹介
一回法インプラントで注目を集めている「三ノ輪歯科」
2006年(平成18年)09月1日号
三ノ輪歯科・大澤先生に聞く―シリーズ(1)
入れ歯に代わる第三の歯インプラント
近年、入れ歯に代わる第三の歯として注目されるインプラント。いかんせん治療費が高く庶民には高嶺の花、というイメージが強い。そうした中、一回法インプラントで注目の歯科医院が東京。台東区三ノ輪にある。一回法インプラントというのはどういうものなのか。三ノ輪歯科・大澤先生に話しを聞いた。
自己紹介をお願いします。
はい。大澤正夫と申します。昭和28年埼玉県行田市生まれの52歳です。高校卒業後16年の社会人生活を経て、34歳の時に徳島大学歯学部へ入りました。卒業後、2年ほど修行した後、平成9年、現在の場所で開業し、今年で10年目になります。
インプラントを始めてどれくらいになりますか。
平成10年に始めたので、今年で8年目ですね。私は一般治療医であり、インプラントの専門医ではありません。あくまで治療上のひとつの選択肢としてインプラントを始めました。ですから「まずインプラントありき」とは考えておりません。むしろインプラントは、他の治療方法では将来的に「歯がもたない」場合における最後の砦なんですよ。当初は月に1人くらいでしたが、最近は15人くらいと増えていますね。
一回法オペで済むメリット
一回法インプラントとはどういうものですか。
「骨の中に埋める部分」と「被せ物に覆われる部分」とが一体になっているインプラント体を使うのが一回法と呼ばれるやり方で、別々になっているものを使うのが二回法です。当初は骨の中に埋まる部分の絶対安静を保つには、別々にしたほうがよろしかろうということで二回法が主流でしたが、長期にわたる臨床実績から一回法も信頼性が高いことが証明され、現在では殆どのメーカーが両方のシステムを持ち、半々のシェアとなっています。私の場合、症例により使い分けておりますが、操作性の良さから一回法を選択することが多いです。
二回法に比べてどういうメリットがあるのですか。
オペが一回で済むということでしょうね。時間的には30分くらいでしょうか。一度に2本処置しても40分くらいです。ただ歯槽骨とインプラント体がくっつくまでの2~3ヶ月間は、金属(チタン)の柱が歯肉の上に見えた状態で生活することになります。ですから前歯では二回法で行うようにしています。また治療が終了するまでの間、入れ歯を使わないと支障を来たす場合にも二回法を選択します。ただし一回法では被せ物を乗せる2~3ヶ月間は、ここで噛まないよう注意が必要です。インプラントを入れたときには相手側の歯との間に空隙(くうげき)があるのですが、それでもつい噛んでしまうことってあるんですよねぇ。もしダメならばインプラント体を取ってしまっても、元通り骨が出来ていますので、もう一度初めからやれば問題はありません。
費用や期間はどれくらいかかりますか。
1本15万円でやっています。因みに二回法は25万円です。保険外治療ですので、その歯科医が「どの程度の利益を見込むのか」で変わってきます。インプラントのメーカーは約30社ありますが、治療期間に関しては2~6ヶ月ちまちまちです。私どもの採用しているシステムだとオペ後2~3ヶ月で噛めるようになります。
インプラントは今後保険に導入されると思いますか。
残念ながらそれは絶対にないでしょう。ご承知のように医療保険財政は逼迫(ひっぱく)しており、実労人口が減って高齢者の占める割合が高くなる限り、この状況が良くなることは考えられません。したがって保険点数の評価も下がり続ける昨今、保険の評価が1本で数十万円となる治療費の支払いは認められないでしょう。百歩譲って認められたとしても、その点数はかなり引き下げられ、歯科医泣かせの治療ということになってしまうでしょうね。また保険導入されることで、技術力のない歯科医でも、新米の歯科医でも安易に手を出すようになるでしょうから、不良治療が増えるであろうことは想像に難くないです。
先生は深夜治療も受け付けていらっしゃいますよね。
ええ。平成12年から続けています。今までに500人以上の急患に対応しました。元々は「私の診ている患者さんが深夜苦しんで眠れないようなことがあっては申し訳ない」という思いで、歯科医になってすぐに携帯電話を購入したんですが…当時は高かったですね(笑)。以来、私の患者さんには番号を公開してきたのですが、これが広がってしまって…。今ではホームページにも載せています。歯が痛くて眠れないという方々には、どんな時間でも対応できるよう枕元に携帯電話(090-3503-8871)を置いて寝ています。土日はもちろん、年末年始も出かけられませんが、深夜の急患がある限り仕方のないことだと思っています。
本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
平成18年09月01日 夕刊フジ インタビュー記事より抜粋
