急患 090-3503-8871
緊急のとき(急患)は、24時間、いつでもご連絡ください
「急患随時」って看板、よく見ますよね。
だけど、夜っていうか深夜に痛くなった場合に診てくれる歯医者はなかなかないんですよねえ。 それって随時じゃないんじゃ・・・。
歯科医師になってすぐ買ったのが携帯電話でした。当時はスゴク高かったけど、確かコジマ電機の特売で39,800 円でした。
「少なくとも自分が関わった患者さんだけには、診療時間にかかわらず応じなくてはいけない」
という私のポリシーから、番号を公開してきました。[090-3503-8871](大澤正夫)
開業してから3年目くらいの時に、深夜3時半に枕もとの携帯が鳴り、
“いきなりの電話ですいませんが、歯が痛くて痛くて一睡もできないんで診てください”
と切迫した様子で、来てもらいまして処置しました。
治療後、彼といろいろ話したんですが、彼はゴルフのレッスンプロで、
“数年前に、生徒の歯科医に治療してもらった” とのこと。
“今までも、何となく痛みを感じることがあったんですけど、それ程でもなかったんで忙しさにかまけてそのままにしちゃってたんですよねえ。しっかし、こんなに痛くなるとは思わなかったあ” と言ってました。
“深夜12時過ぎになって119番に電話したんですけど、「こんな遅くにやってる歯医者はないよ」って言われちゃって、痛みをこらえて職業別の電話帳で大きい広告がでてる歯医者を、片っ端から電話していったんですよお。で十数件目に携帯の番号が録音されている歯医者にやっとめぐり合い、電話した次第なんですよ。”
これをきっかけに東京消防庁、都医療情報案内(通称ひまわり)に、一年を通して24時間いつでも急患を受け入れる旨、申し入れたのです。
最初のうちは消防庁からの紹介がほとんどでした。やはり身体のことで困ったときには119番ですからねえ。
しかし一年を過ぎたころ消防庁からの紹介はなくなりました。
そうなったのは、やはり深夜1時過ぎに交わした急患との会話が原因でした。
- 患者:
- 歯が痛いんだけどお、場所どこかなあ?
- 私:
- 我慢できないくらい痛いの?
- 患者:
- すっげえ痛いんだけどお、夜は高いの?
- 私:
- そりゃあ、深夜の加算がつくからねえ、高いよ。
- 患者:
- じゃあ明日にしよう、明日にするわ。
- 私:
- あのなあ、明日まで我慢できるんなら電話なんかしてくんなよ。
俺はなあ、“痛くて痛くてどーしても寝ることもままならん”
という患者のために 深夜でも診るって言ってんだよー。
こっちも人間なんだから、寝てるんだよ、こんな時間は。
ほんとに痛い奴はなあ、倍の治療費がかかろうが飛んでくるんだよー。
この一言で患者はキレたようです。
30分後、消防庁から謝罪するよう電話がありました。が、私は拒否しました。
ぼくも人間です。相手の話し方次第で反応も変わりますよ。
“治療にいってやるんだ。おまえは儲かるんだからいいだろ”
みたいな話し方には、怒りが込み上げてきますよ。
消防庁からの紹介ではあっても、私自身は都の職員でも何でもありません。
夜の夜中に電話してきて “行けないんだけどお、ちょっと聞きたいんだけどお” なんて言うやつもそうです。あなたの相談に乗っても痛みは解決しませんよ。
それに相談に乗ってあげても10円の治療費をもらえるわけではありません。
日本人には水、空気、安全そして情報はタダだと思ってる人って多いですよね。
